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May 03, 2005

USL-5P ファームウェア更新のしくみ

  1. 管理画面でファイルupdate.tgzを選択してファームウェア更新ボタンを押す
  2. ファイルupdate.tgzがUSL-5Pの/mnt/ram1/に保存される
  3. 管理画面でファームウェア更新確認OKボタンを押す
  4. cgiが動作し、/home/LANDISK/scripts/verup.shを実行
  5. update.tgzが/mnt/ram1/に展開される
  6. 展開されたファイル/mnt/ram1/landisk-update.shを実行

投稿者 salmoon : 03:16 AM | コメント (0) | トラックバック

USL-5P オリジナルファームウェア作成

ファームウェアのなかみと更新の仕組みを調べて、オリジナルファームウェアを作ってみた。ファームウェアといっても、シェルスクリプトと更新したいファイルのtarballを準備するだけだ。コンパクトフラッシュ内のルートファイルシステムに変更を加えるときに使える。

つくりかた
(1) シェルスクリプト landisk-update.sh を準備
(2) 更新ファイル update-files.tar.gz を準備
(3) (1)と(2)をtarで圧縮して update.tgz をつくっておしまい
(4) I/ODATAのファームウェア更新方法と同様に(3)のファイルを選択して更新

注意点
(1)は必須で、ファイル名も決まっている。このスクリプト中に実行したいコマンドを書く
(2)はUSL-5P本体内でファイルをまとめて更新するのに使う。(1)のスクリプト内部で展開する
(3)のファイル名もこの名前にする

サンプル
Makefile(update.tgz作成用)
landisk-update.sh(I/ODATA配布のファームウェアをもとに作成。バージョンのチェックと更新を削除)

作成例
ホームディレクトリ下にmyfirmディレクトリをつくり、Makefileとlandisk-update.shを置く
landisk-update.shを適宜修正
make実行

I/ODATAの最新ファームウェアver1.02を適用するとカーネルイメージzImageが入れ替わる。また、vmlinuxとSystem.mapが削除される。容量節約のためか。

思いついたのだが、管理画面に自作メニューを付け足して、ファイルマネージャをつけたらさらに便利そうだ。初期導入時、コンパクトフラッシュを取り出して/etc/passwordファイルをいじり、さらにシリアルコンソールをつけないとログインできないのはめんどうくさい。もっと手軽にLinuxに触れられるようにしたい。

投稿者 salmoon : 01:44 AM | コメント (0) | トラックバック