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June 25, 2004

インターフェース8月号 T-Engine

CQ出版の月刊誌インターフェース本日発売。気になる記事が2つある。特集記事と、連載「はじめて使うμClinux」だったのだが…uClinuxはお休みらしい。がっかりだ。
特集はT-Engineである。簡単に言えば、組込みシステムの規格のことだ。ITRONでうまくいかなかった「ミドルウェアの流通」を円滑化する目的がある。T-Engineはハードウェアとソフトウェア両方の規格を示した言葉だったのか。てっきりハードウェアの規格だと思っていたのだが。

組込みOSとしてLinux, ITRON, WindowsCE, T-Kernel, Symbian などがあげられるが、今後組込み業界でシェアを握るのはLinuxなのだろうか。これまでLinux向けに開発された豊富なアプリケーションとその動作実績は大きい。特にネットワーク機能は魅力的だ。信頼性の高い数々のソフトウェア、しかもソースコード公開とくればLinuxの利用価値は大きいよなあ…他のOSは対抗できるのか?

T-Engineについての入門記事なので、買ってみることにする。

インターフェース2004年7月号から始まった連載記事「はじめて使うμClinux」だが、第1回のテーマは

μClinuxの機能と動作の概要

5ページの記事は大谷浩司さんによるもの。MMUを必要としないuClinuxの動作機構を説明してある。uClinuxの内部動作に初めてふれたものでとても新鮮だった。今後も楽しみにしている。大谷さんは株式会社アックスのお方らしい。「MMU なしプロセッサ用 Linux の共有ライブラリ機構」というテーマで2003年度 Linux Conference Awardを受賞されている。有名な人なのね…
uClinuxといえば秋月電子通商のH8/3069ボード。blog来訪者の検索キーワードにかなりの頻度で含まれている。秋月USBホストボード発売でさらに人気が出るのか?それとも同じく秋月のARMマイコンボード時代が来るのか?

投稿者 salmoon : June 25, 2004 11:55 PM

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