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June 28, 2004

引越し料金の交渉

引越し業者の提示した料金をこちらが渋っていると金額がドンドン下がるわ下がるわ…いったいどんなシステムになっているのか?最初の提示金額でOKしたヒトは絶対損しているに違いない。

今回の交渉で得た結論

1) 複数業者に見積もり依頼すべし。
2) 見積り依頼はなるべく早めの時期にすべし
3) 曜日と時間帯の違いによる相場をリサーチすべし
4) 料金は渋って渋って、さらに渋るべし。ただし渋りすぎは禁物。作業がなおざりになる可能性あり
5) 紹介制を利用し、料金決定のダメ押しにすべし

・業者同士で競わせるのだ。ただし業者が家に来るときは、自分のところで決めさせようと気合入れてくるのでひるまないようにする。他の業者にも見積もってみようかな…とつぶやくだけでも効果はある。
・引越し希望日に既に予約が多く入っていると料金が下がりにくい。なので早めに動く。
・安くあげたければ、連休は避ける。平日の午後にする。要は引越しが集中しなければ安いのだ。
・世の中の引越し事情、見積もり人自身の事情が判るほど交渉がしやすくなる。
・知人の引越しはこのようなスケジュールでいくらだった、という話はかなり効く。交渉も大詰めを迎えた頃の決め技にすると有効。

引越し業者の売上は見積もラーの腕にかかっている。見積もラー自身の給料増減もこの料金交渉にかかっている。それだけに見積もラーも必死だ。負けるな、あの手この手で見積もラーを攻略するのだ。

引越し見積り依頼…それは見積もり人との、男同士のたたかいの場なのだッ!

知人の話を聞いて引越しのサカイにきてもらった。業者を呼んで見積もりをもらうのは今回が初めて。サカイだと、1.5トントラックでの引越し最安値は税込み30000円とみた。平日午後がこの料金っぽい。しかし交渉次第で休日でもこの値段になることもありうる。ちなみに1.5トン車に積める容積は、タタミ3畳の広さで高さ2m程度。荷物少なめの2DKに相当する。金曜の午後や日曜日の午後は依頼が少ないのでおすすめらしい。交渉途中で見積もラーが上司に数回電話することがある。なにやら暗号で状況確認してるように見えるのは気のせい?

例1) 車が空いているか確認する会話→客がなかなかOKを出さないのでもう少し値下げしてよいか確認
例2) 客の出身地の話をする→どうやら決まりそうなので料金の最終確認

ネットで検索してみたら、サカイのよろしくない評判が出てくる。梱包財を受け取ったのだが…なんだかせかされたし、他の業者の見積もりもとってみるか。料金交渉を楽しめるようになったらツワモノだな。

投稿者 salmoon : 02:55 AM | コメント (0) | トラックバック

June 27, 2004

秋月USBホストボードキット、ついに発売

秋月電子のH8/3069 USBホストボードキットがやっと発売された。WEB通販ページにも掲載されている。スペックは次の通り。

■サイプレスSL−811HST使用USBホストボード
■CPU H8/3069F
■USB−Aコネクタ・オンボード
■16MビットDRAMオンボード
■電源:5V(3.3Vレギュレータ実装済み)
■H8/OS(MES)付属 http://mes.sourceforge.jp/mes/
■開発環境wingcc付属
1 セット 3,750円(税込)

よく見ると、USBホスト/スレーブコントローラチップ SL811HST も単体で取り扱っているじゃないか。

■CYPRESS社 USBホスト・スレーブコントローラ
■48ピンTQFPパッケージ
※12MHzのクリスタルがおまけになりました。HC−49/S
1 個 800円(税込)

よし、近いうちに秋葉原へレッツゴー!

ところで

ARMマイコンボードキットはまだなのかッッ?

投稿者 salmoon : 01:55 AM | コメント (0) | トラックバック

June 26, 2004

クロネコメール便 信用失墜

最初の利用時に好印象だったクロネコメール便だが、今後しばらく利用しないことにした。2度目の配達でひどいめにあった。

6/20(日)の夕方に横浜から出したメール便が熊本のあて先に着いたのが6/25(金)の夕方。オイオイいくらなんでも5日は遅すぎだろ。受付番号から配達状況をWEB照会したら6/23(水)の夕方に届いたことになっとる。事実と2日も違うじゃないか!けしからん。あの照会はあてにならん。どうやら配達員が他のメール便とまとめて配達しようとしていたらしい。配達記録ねつ造してるし。こっちは急いどるのにコノヤロー。怒り最高潮に達するまさにその時、追い討ちをかけるように

クロネコメール便投棄事件のニュース

を知る。なんてタイミングだよ…クロネコに問い合わせても状況通知の連絡はこないわ、配達完了後のお詫びに誠意のかけらはないわ…ええかげんに業務改善しろ( ゚Д゚)ゴルァ

初回の印象がよかっただけに今回はガックリしたし憤りも大きい。組織一部の不祥事が全体の信用を失うことを実感する。自分の仕事もそうなんだと改めて思う。自分のミスが会社全体のイメージを下げる…((((;゜д゜))) 逆に自分のスキル向上が会社のイメージアップにも繋がるわけだ。しかし一度失った信用を取り戻すには時間がかかる。忘るなかれ。

投稿者 salmoon : 02:02 AM | コメント (0) | トラックバック

June 25, 2004

インターフェース8月号 T-Engine

CQ出版の月刊誌インターフェース本日発売。気になる記事が2つある。特集記事と、連載「はじめて使うμClinux」だったのだが…uClinuxはお休みらしい。がっかりだ。
特集はT-Engineである。簡単に言えば、組込みシステムの規格のことだ。ITRONでうまくいかなかった「ミドルウェアの流通」を円滑化する目的がある。T-Engineはハードウェアとソフトウェア両方の規格を示した言葉だったのか。てっきりハードウェアの規格だと思っていたのだが。

組込みOSとしてLinux, ITRON, WindowsCE, T-Kernel, Symbian などがあげられるが、今後組込み業界でシェアを握るのはLinuxなのだろうか。これまでLinux向けに開発された豊富なアプリケーションとその動作実績は大きい。特にネットワーク機能は魅力的だ。信頼性の高い数々のソフトウェア、しかもソースコード公開とくればLinuxの利用価値は大きいよなあ…他のOSは対抗できるのか?

T-Engineについての入門記事なので、買ってみることにする。

インターフェース2004年7月号から始まった連載記事「はじめて使うμClinux」だが、第1回のテーマは

μClinuxの機能と動作の概要

5ページの記事は大谷浩司さんによるもの。MMUを必要としないuClinuxの動作機構を説明してある。uClinuxの内部動作に初めてふれたものでとても新鮮だった。今後も楽しみにしている。大谷さんは株式会社アックスのお方らしい。「MMU なしプロセッサ用 Linux の共有ライブラリ機構」というテーマで2003年度 Linux Conference Awardを受賞されている。有名な人なのね…
uClinuxといえば秋月電子通商のH8/3069ボード。blog来訪者の検索キーワードにかなりの頻度で含まれている。秋月USBホストボード発売でさらに人気が出るのか?それとも同じく秋月のARMマイコンボード時代が来るのか?

投稿者 salmoon : 11:55 PM | コメント (0) | トラックバック

June 23, 2004

オリジナルOSを作ろう

(゚д゚)ウマー な、なんと魅力的なテーマなんだ!!!

特集「オリジナルOSを作ろう」というテーマに引き寄せられ、C MAGAZINE 7月号を購入。自作OSを開発するための手引きが堂々32ページにわたって説明されている。4部構成で、タイトルは下記の通り。

1) OS作成の準備
2) ブートローダの作成
3) カーネルの作成
4) シェルとプログラムの作成

少し読んだところ、図や表が理解を助けるわかりやすい記事だった。西田亙さんの記事に面白みを感じる人にはかなりおすすめの内容だ。筆者は墨染さくらさんである。初めて聞いた(失礼!)のでググってみたが5件しかヒットしない。どんなお方なんだろう…筆者は、OS作りの楽しさを伝えたいそうだ。OS開発の現場にいる人なのか?そうですか楽しいですか。ええ読んでみますとも。

初めて買ったよこの月刊誌。薄いわりに高価、という印象が強かったので購入することはなく、たまにパラパラと流し読みする程度だった。しかし今回はこの特集を見てすぐさまレジへ向かった。日本でもこのような記事が掲載されるようになってきたんだなあ。C MAGAZINE 7月号はバカ売れしている。この特集のせいに違いない。ひょっとして自分のように条件反射的に購入した人が多いのかも!?

投稿者 salmoon : 11:58 PM | コメント (0) | トラックバック

June 21, 2004

骨伝導携帯電話 TS41

人生初の携帯電話導入を検討中。TUKAの骨伝導ケータイTS41だ。シンプルなデザインが気に入った。店頭にサンプル機が置いてあったので、さっそく骨伝導を試してみる。耳以外の場所にあてても音が聞こえる…なんか不思議な感覚だ。ITmediaモバイルのレポートにあるように、耳にあてた場合はハッキリ聞こえるのだが、頬骨などの部分にあてるときは耳穴をふさぐ必要があった。鎖骨にあてても聞こえるって、ホンマかいな。

機種は多くあれどデザイン、機能がシンプルなものってホントに少ない。

ケータイにデジカメ、動画、着うた機能なんぞイラヌわ!!! ヽ(`Д´)ノ

と言い切ってみる…

TS41にはyamahaの音源チップMA-3が搭載されている。チップの正式型名はYMU762-Qである。yamaha半導体の日本語ページあったのね。

携帯電話買ったら、通話するより仕様ハックする時間の方が長くなりそう…( ´ー`)

投稿者 salmoon : 12:37 AM | コメント (0) | トラックバック

June 20, 2004

着メロのデータフォーマット

最近の携帯電話の着信メロディは、SMAFというフォーマットのデータで作成されているそうな。なんでもyamahaが開発した、携帯端末用マルチメディアデータの新しいフォーマットだそうだ。詳しいことはSMAFについてのページに記されている。

特長は次のとおり
1) 同種のデータファイル(.midなど)よりファイルサイズが小さい
2) 表現力が高い
3) テキストやグラフィックスの表示に対応(拡張仕様)

携帯端末上で音と絵を同期再生するダイナミックなコンテンツを制作できることがウリとな。しかもその制作ソフト(オーサリングツール)を無料で提供している。他にも仕様を公開してたり、データ変換など各種ツールや音色ライブラリを無償で公開している。また、

FMサウンドのパイオニア、デイブ・ブリストウが、SMAFで効果的な着信メロディを作成するためのコツの数々を紹介します

という連載モノのページもあるし。yamahaのSMAFに対するイレコミ度はかなり大きい。業界標準フォーマットの座を狙っているに違いない。仕様が公開されてるので、プログラマから見たらおもしろいネタ満載。FM音源チップが欲しくなった。秋月のH8/3069ボードに繋げて遊んでみたいのだが、アマチュアに売ってくれるのか?(;´Д`)

投稿者 salmoon : 11:48 PM | コメント (0) | トラックバック

June 18, 2004

FM音源プログラマー

アーケードゲームエミュレーターMAMEのゲーム効果音をWAVファイルに保存したくて検索していたら、OPLx氏のページに行き着いた。YAMAHAのFM音源チップを制御できるプログラマだ。ハードウェアをソフトウェアで自在に制御する…カコイイ!のである。技術文書とリンクがおすすめ。

一方で、MAMEで動作するゲームのFMサウンドエミュレーションドライバを開発した日本人がいた。MAMEはソース公開されてるから、探せばこの人たちのコードは読める。こっそり貢献している人がいるんだなあ。日本人ハッカーだ。

Hiromitsu Shioya / YM2610
Tatsuyuki Satoh / YM-2203,YM-2151,AY-3-8910

実は、OPLx氏 = Tatsuyuki Satoh氏なのかもしれない。OPLx氏の開発したプログラムは Ganbatte! という名称の WINAMP プラグインなのだ。名前からして日本と係わりがあることは間違いない!と思いきや…

ちごた!

Satoh氏のYM3812(OPL2) エミュレータソフトを参考にOPLx氏が作ったそうだ。以下、Ganbatte!のReadmeファイルより抜粋
The YM3812(OPL2) software emulator created by Tatsuyuki Satoh is used for the audio playback (quite accurate I must say!).I am quite greatful for his creation. If you are reading this Mr. Satoh, "Doumo arigatou gozaimasu!" (^__^)

投稿者 salmoon : 11:53 PM | コメント (0) | トラックバック

June 17, 2004

本 投稿論文でキャリアを売り込め

インターフェーストランジスタ技術UNIX USERなどの技術誌に、いつかオリジナル記事を投稿してみたいと思っていたので参考のため購入した。投稿論文の効果、書き方を説明した本は初めてみたような気がする。

投稿論文でキャリアを売り込め
中野 雅至


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タイトルにあるように、投稿論文の採用実績は転職のとき自分自身を会社に売り込む大きな要素になるに違いない。しかし自分は転職したばかりなので別に次の転職を考えているわけではない。

1) 文章を書いて自分のアイデアや技術を他人にわかりやすく説明する力を身につける
2) 技術雑誌に記事を投稿する
3) 自分の得意分野の本を出版する

このような自己実現の夢がある。それがこの本を手にとった理由。またこうやってWeblogを続けているのも、文章力、論理的表現力を向上するというねらいがあるためなのだ。会社の名前を出して記事を投稿し、掲載されたら給料アップしてくれ!たのむ!

投稿者 salmoon : 12:00 AM | コメント (0) | トラックバック

June 15, 2004

GBAブートスティック

任天堂ゲームボーイアドバンス(GBA)用のブートスティックがあるらしい。

オプティマイズからメールで案内がきて知った。パソコンの携帯型USBメモリのようにGBAのコネクタへ差し込んで使う。見た目もUSBメモリそっくりだ。何ができるかというと、メモリ内のプログラムからブートしたり、ゲームカセットのセーブデータを保存できる。容量は写真だと4MBと8MBがある。価格は8MBが1個2000円だ。

これまでもブートケーブルでGBAとパソコンをUSB接続してプログラムやデータ転送できていたが、これでパソコンを使わずに済み、携帯できるようになったわけだ。GBAで動くファミコンエミュレータとROMイメージがあればGBAで懐かしのゲームができる。スペランカーとか、パックマンとか。

西田亙さんの本はブートケーブル付属で、Linux上のGNUツールでGBAの自作プログラムをクロス開発する方法が紹介されている。ブートスティック使ってGBAでLinuxを動かせるかもしれない。MMUなしで動くuClinuxあたりか?GBAはARMコアのプロセッサ搭載だし。組込みLinuxのいい教材じゃないか…と思ったが、メモリが256KBだったのを忘れていた。これじゃだめか。

投稿者 salmoon : 11:56 PM | コメント (0) | トラックバック

June 14, 2004

チームワーク

今日はひとつ新鮮に感じたことがある。チームワークの心地よさ、あるいは連帯感から生まれるパワーともいうべきか。

今の会社に転職するまで、ほとんど1人でシステム管理をしてきた。ユーザ120人程度の部内システムで、システム開発、運用、ユーザ対応を担当。一緒に仕事をする同僚がいなかったため何でも自分でやっていくしかなかった。そのため他人に頼らず自分で考えて行動するスキルは身についたと思う。これはプラス面だ。一方で、仲間と力を合わせて何かひとつの目標を達成する、という経験に乏しかった…

5月に転職し、組込みLinuxのチームに所属。ここは同年代の経験豊かな仲間がいるし、年下の同僚もいる部署だ。これまでどおり自分1人で考えて何とかしようと担当業務に取り組んでいたのだが…問題が発生した。しかしスケジュールは迫るばかりだ。どうすればよいのかわからず、困っていた。そこで恥も外聞も捨てて素直に同僚へ相談することに。すると、わずか30分程度の打ち合わせだったのだが、知恵を出し合うことにより問題解決の糸口が見えた!これならやれると思ったし、力を合わせれば何でもできそうだと感じ、力がふつふつと湧き上がる。なんとすばらしい仲間たちなんだおまいら!(笑)これまでにない経験で不思議な感覚だった。クサくて何とも恥ずかしい話だが。

人の助けを借りたくないというプライドがあったと思う。また、弱さを見せたくないという強がりも。そのようなしがらみから一歩解放されて新しい世界をみた、そんな気がする。

これからもよろしくたのむアミーゴ!

投稿者 salmoon : 11:58 PM | コメント (0) | トラックバック

June 10, 2004

電車男ストーリー

それは、ひとりの秋葉原オタクの何気ない書き込みから始まった…

ネット上のあちこちで話題もちきりの電車男。巨大掲示板2ちゃんねる上で一躍スターとなった彼のストーリーは、読んでいて興奮した。

電車男は掲示板スレッド住人の叱咤激励を受けながら成長し、目の前に立ちはだかる壁をひとつひとつ乗り越えていく。この過程、つまり悩みながらも一歩踏み出して前進していくところが共感を呼ぶのだろう。スレ住人は電車男と一体感を感じていて、まるで自分のことのように喜んでいる。規制のないサイバースペースであのようにいい方向で盛り上がるんだから面白いもんだ。素直に実話だと受け取った。

ところどころに入るアスキーアートや掲示板編集人の状況説明が笑える。

それにしても転職活動で大忙しだった春先、同じ関東圏でかくも熱いバトルが繰り広げられていたとは!

投稿者 salmoon : 11:02 PM | コメント (0) | トラックバック

June 09, 2004

Linuxカーネルの記事

月刊誌 UNIX USER の記事が面白い。といっても特集記事ではなく、以下の2つの連載モノの方だ。

1) GCCプログラミング工房
2) Linuxカーネル2.6解読室

1) はかれこれ2年半の連載になる。今回のテーマはカーネル2.4 vs 2.6 モジュール構築・操作方法の違いについて。西田亙さんの記事だ。GNUコンパイラGCCによる一連のコンパイル処理の背後にある動作機構、GNU binutilsの使いこなしかた、Linuxの動作機構説明など、一歩奥へと踏み込んだ西田さんの記事は密かにファンが多い。自分もその1人である。書籍Linuxから目覚めるぼくらのゲームボーイが去年の12月発売されて話題を呼んだが、これも西田さん執筆の本だ。日記ページ wataru's memo もおすすめ。GCCプログラミング工房の単行本化を切に望む!

2) はVA Linux Systems Japanの高橋浩和さんの記事である。7月号のテーマは割り込み。ドドーンと12ページの解説記事になっている。今回も丁寧な説明だなあ。6月号に関するエントリはこちら

そういえば、日経Linuxの連載記事「はじめて学ぶLinuxカーネル」の執筆者もVA Linuxのお方で、安井卓さんだ。VA Linux の出版物、記事リストはこちら

高橋浩和さんは、かつて月刊誌Linux Japanでカーネル2.4の実装技術を連載されていた。同誌は休刊状態だが、最終の2002年7月号の付録2枚組CDには、なんと過去全記事のPDFが入っている。高橋さんの連載記事を読みたければ、この号をオークションでゲットするか図書館で借りるべし!
あるいは、japan.linux.comの記事をみてみるとよい。

Linuxから目覚める ぼくらのゲームボーイ!(プログラム転送用USBケーブル付)
西田 亙

おすすめ平均
初心者向けではない
学生や若手エンジニアはこれで遊んで欲しい
クロスコンパイル

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投稿者 salmoon : 11:17 PM | コメント (0) | トラックバック

June 07, 2004

本 喫茶店で2時間もたない男とは…

喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!

だめんず・うぉ〜か〜の倉田真由美さんと、偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッドの齋藤孝さんの二人の組み合わせが面白くて少し立ち読みしてみた。

喫茶店でお茶しながらお話をば…いいじゃないすかこれ。これですよこれ!

会話が2時間続かないやつはアウト

あまり雑談しない自分にとって2時間なんて想像しただけで (( ;゚д゚))アワワワワ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル になりがちだったのだが…
心配する必要はない。話がはずめば2時間なんてあっという間だ。続かないならその2人は波長が合わないんだろ。どちらかが無理して合わせても後でツライだけ。1回、2回会って話すたびに盛り上がるのか?そうでないのか?それでもって相性を見極めることができるのでこの戦法は有効というかむしろ基本じゃないのか?

自分はあまり話すほうではない。それでも気の合う人と一緒に雑談すると楽しいし、時間があっという間に過ぎていく。合う合わないはあるものの、どれだけ相手を楽しませることができるか?というサービス精神は必要だし、努力して一生かけても身につけていきたいのである。

投稿者 salmoon : 11:55 PM | コメント (0) | トラックバック

June 06, 2004

1ヶ月経過

早いもので、組み込み業界に転職して1ヶ月が過ぎた。業界の知識は多少あったものの所詮は趣味の範囲。実務経験がなかったので通用するか心配だったのだが…

いける、いけるぞォォッッッ!(;゚∀゚)=3ムッハー!!!

という感触を得つつある(笑)。オレもなかなかやるじゃないかと。やはり好きなもの、夢中になれることがあるってのは強い。トコトンまでやってみようとするから、知らず知らずの間に知識や技術が身につくんだろうきっと。5年、10年この業界でやってきた人たちにすぐに追いつける訳がないが、それでも短期間でコア技術をモノにできるのでは?という気がしてきた。

自分が何が得意なのか、自分だけにしかできないことは何なのか、探すのがおもしろくなった。まだ挑戦していないことの中に実は適性があって、呼び覚まされることはありうる。なので食わず嫌いではなく、まず一歩踏み出してやってみることを大切にしたい。
それは、女子との関係もそうなのかも。もう一歩踏み出せば、かつてない出会いとトキメキが(;゚∀゚)=3ムッハー!!! …かもしれない。(笑)

よーし、やるのだー

どうにかしる!

1) 通勤時間がナガーイ
小田急線は相変わらず人大杉。乗り換え3回、ほとんど立ちっぱなし。当たり前なのか?

2) 社員食堂がナーイ
昼食、夕食費が1.5倍(前職場比)。イノプラコミプラが懐かしい。(遠い眼)

投稿者 salmoon : 11:59 PM | コメント (0) | トラックバック

June 04, 2004

本 オブジェクト指向でなぜつくるのか

昨日6/3に発売されている。Code Readingを探していたら発見。日経BP社のしくみ本、第5弾である。パラパラと見てみたところ、オブジェクト指向って何のことなのか、図を用いながらとてもわかりやすく説明してあった。この本もかなり売れそうだ。

オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
平澤 章


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日経BP社のしくみ本シリーズ勢ぞろい

プログラムはなぜ動くのか ― 知っておきたいプログラミングの基礎知識
矢沢 久雄

Windowsはなぜ動くのか
天野 司

ネットワークはなぜつながるのか ― 知っておきたいTCP/IP、LAN、ADSLの基礎知識
戸根 勤

コンピュータはなぜ動くのか〜知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識〜
矢沢 久雄 , 日経ソフトウエア

投稿者 salmoon : 12:32 AM | コメント (0) | トラックバック

June 03, 2004

Code Reading 再び

5/30のエントリで紹介したCode Readingが、6/1に発売された。その後なんと2日でamazonの和書ベストセラー50位内にランクイン。出版社の初版在庫がなくなる程の勢いで売れているらしい。おそるべしCode Reading…ペース早過ぎ。

Code Reading―オープンソースから学ぶプログラミングテクニック
Diomidis Spinellis, まつもと ゆきひろ, 平林 俊一, 鵜飼 文敏


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実はかなり多くの人たちが注目してたんだな。

5/30から毎日のように本屋をチェックし続け、本日6/3やっと発見。即内容チェックして手に入れた。オライリー本なみに高価だが、この手の本はこれまでなかったのでそれなりの価値はある。

良いプログラムコードを書きたいなら、コードをたくさん読むのが最も適している。良いコードだけでなく、そうでないコードの両方を読む。良いコードとはどんな流儀にのっとっているのか、感覚でわかってくるからだ。そのためにはコードを素早く正確に読む力が必要なのだが、それを効率よく身に付けるにはどうしたらよいのか?それを教えてくれるのがこの本だ。またよく使われるテクニックも紹介されている。翻訳本だが、ヘンテコな訳ではなくかなり読みやすい自然な日本語に感じた。

ズバリ、おすすめ!

投稿者 salmoon : 11:41 PM | コメント (0) | トラックバック

June 02, 2004

驚愕ソフトウェア SoftEther

離れた場所にある複数のコンピュータを、あたかもローカルネットワークにあるがのごとく自在に接続できるようになるという驚異のフリーソフトウェア、それがッ、それがッ、SoftEtherだッッッッ!(荒木飛呂彦ふうに)

会社の同僚と議論をしたのがこのソフトに関心を持ったきっかけ。ファイアーウォールの内と外にある2台のコンピュータがセキュリティの壁を越えて自由に繋がるだとおッ!信じられないッッッ!これじゃ何のためにファイアーウォールがあるのかわからない。トンネリングするとはいえ、TCP/IPを使う以上、通信の元と先はIPアドレスで相手を指定して通信するはず。とすれば、ファイアーウォールの外がグローバルIPアドレス、内がプライベートアドレスを使っていると、NATでも使わん限り外から内へはIP接続不能だろ?それがファイアーウォールの役割だろ?…しかし

ガ━━(゚Д゚;)━━ン! ホントに可能だった

常識は覆された。

驚きのしくみの、ミソの部分はこうだ。
仮想ハブと仮想LANカードの間にTCPセッションを張りさえすれば 、どんな防御壁があろうが原理的に通信できる

例)
1) 自宅PCに仮想ハブと仮想LANカードをインストール
2) 会社のPCに仮想LANカードをインストール
3) 会社のPCから自宅PCの仮想ハブにHTTPSで接続し、データ送信

HTTPSで送受信される間は、一見するとどこかのホームページにアクセスされているような状態。実はその内部にEthernetフレームデータが暗号化されて流れている。ホームページ閲覧だと勘違いしてファイアーウォールは送受信データを通してしまう。

4) 自宅PC仮想ハブにHTTPSのデータが届くと、その内部の暗号化されたEthernetフレームが復号され、さらにIPアドレスが割り当てられた仮想LANカードに届く
5) 仮想LANカードからアプリケーションがデータをもらう(通信完了)

インターネットがあたかもLANケーブルのような役割を果たす。ただしADSLなど定期的に自宅のIPアドレスが変わるプロバイダだとそのたびにセッションが切れるのでいくらなんでも接続は切れるだろう。

仮想ハブと仮想LANカードで接続されたコンピュータは、企業のファイアーウォールもなんのその、通信できてしまう。SoftEtherおそるべし。企業内から自宅のPCにこっそり秘密のデータを送ることも可能になる。ますますネットワーク利用者のモラルが問われることになりそうだ。

商用サービスでVPNを提供している通信業者は大打撃とみた!ネットワーク接続の常識を覆すソフトウェアになる気がするのは、自分だけか?

投稿者 salmoon : 11:40 PM | コメント (2) | トラックバック

LinuxWorld Expo2004

オライリーのページを見ていてLinuxWorld Expo/Tokyo 2004が、6/2から3日間、東京ビッグサイトで開催されることを知る。今日からなんて…なんてこった。もっと早くから知っておけばよかった。仕事がらLinuxの注目度や組み込みLinux開発の動向が気になる。

開催概要はこちら

総務省の方が開幕講演される。テーマは「電子政府・電子自治体におけるOS選定の在り方」について。日本政府はどれくらいLinuxに注目しているんだろうか。OSはマイクロソフト、プロセッサはintelが圧倒的なシェアを獲得している。いずれもアメリカの企業だ。日本政府はこの事実をどう見ているのか?

日本IBM,NEC,日立製作所,富士通がカンファレンスでワークショップをひらく。大企業が今後Linuxにどう取り組むのか、これも聞いてみたい。

投稿者 salmoon : 12:56 AM | コメント (0) | トラックバック